床に落ちている1円玉:物の気持ち

写真と一緒に

床に落ちている1円玉

床に落ちている1円玉
お〜〜〜い!!!!

ここは、ある駅の改札前。
多くの人が行き交う場所。
たくさんの足が目の前を通り過ぎていく。

しかし、さっきからずっと叫んでいるんだけど、誰も拾ってくれない。
時々、こっちを見て目が合う人もいるんだけど、直ぐに目をそらして、そのまま行ってしまう。

ぼくが500円玉なら、きっとすぐに拾われていたんだろうな〜。
もしくは100円玉でも、もうちょっと可能性あったかも?
でも、1円玉のぼくは「まぁ、いいか」って思われちゃうんだよね。

でもね、ぼくだって、立派なお金なんだよ!
10枚集まれば10円、100枚集まれば100円、1000枚なら1000円!!
大きな力になるのに、どうしてみんな軽く見ちゃうんだろう?

ま〜、いつか誰かが拾ってくれるだろう。
そのときは、拾ってくれた人に精一杯尽くそう!

レジでピッタリ出すお手伝い?
貯金箱の仲間入り?

どういう役目でもいいから、また活躍できる日を気長に待つことにするよ!




あっ!!! 誰か来た!!!
通り過ぎる鳩
鳩さんか、、、、、

ぼくは食べられないよ、、、(ーー;;