車止め:物の気持ち

写真と一緒に

車止め

駐車場の車止め
今日は雨。
天気が悪いと、お客さんも少なくてちょっと退屈。
でも、ぼくの仕事は変わらない。

ぼくの役目は、駐車場に来た車を止めること。
ぼくより後ろに行って、他の車や人にぶつからないようにするんだ。
見た目はただのブロックだけど、実は結構重要な仕事をしてるんだよ。

小さな車や、優しい運転の人が来ると、ぼくの仕事も楽ちん。
「よしよし、その調子」って安心して見守れる。
だけど、大きな車や、勢いよくバックしてくる人がいると大変!
「おっとっと!ちょっと待って!」と思う間もなく、ドンッ!!
根元からもげそうになることもあるけど、ぼくはしっかりとブロック!
「君の車、そんなに力強く止まらなくても大丈夫だよ!」って言いたくなる。

時々、ぼくの仲間の中には、ひび割れたり、かけたりしている子もいる。
長年ここで頑張っていると、どうしてもそうなるんだよね。
でも、ぼくたちはみんな「車をしっかり止める」という使命を果たすために、日々踏ん張ってる。

それにしても、今日は本当に静かだなぁ……。
雨が降る音だけが聞こえて、駐車場全体がちょっとしっとりしてる。
こういう日は、ぼくも少しのんびりできる。

ということで、車を止めるときは、優しくね。
その方がタイヤにも優しいし、ぼくの体も長持ちするからさ。
もしぼくにそっと触れるように止まってくれたら、「ナイス駐車!」って心の中で拍手してるんだよ。

さて、今日も一日、ぼくの場所で頑張ろっと!